お琴今昔物語

門下生の独り言

ただ、溢れる…。

YouTubeで演奏会や発表会の動画を視聴していると。

観客の「咳」が気になって仕方がない 笑。

わざとしているわけでは無いのだろうが、何故皆さん咳をする? 奏者の緊張感に触れて、体内排出が始まった? 

時に「知らずに涙がこぼれてきた…」と言ったお話を耳にするが。琴線に触れると体内がデトックスされると言うことだろうか?

だが、「咳」と「涙」は違う。

Leo君の「讃歌」には、咳をしている人はいない。※ また同じ動画を貼っています♪

 

大気の粒子が張りつめている。

Leo君から、恐ろしいほどの求心力を感じる。凝縮された「氣」。と同時に音色は恐ろしいほどの遠心力を放ち、解放されていく。

陰と陽、緩と急、相反するものを自在に操る。

 

スマホ越しから見ている私の息は、いつしか止まっている… ( かのよう )。

沢井忠夫先生の仰る「一音の生命力」を求めて、日夜努力を惜しまない奏者の音色は、その一粒一粒に命が宿っているかのよう。

Leo君から溢れて止まない「讃歌」は、彼そのもの…。

 

讃歌 ( 解説 )

讃歌は自然の美しさに、人々の愛に、そして芸術の深さに触れた時、心のうちにおこり、外に向かって溢れる。 ( 一九七八年 作者 )  ※沢井忠夫作曲「讃歌」の楽譜より引用

 

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