お琴今昔物語

門下生の独り言

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

トランスジェンダーの強みを活かす

日本舞踊家の胡蝶さんが好きで、良く眺めていたが、元男性であった彼女 (?) は現在正真正銘の「女性」だ。ややこしい。 トランスジェンダーの強みとは? 陰陽学上での話だと( 性差別や男尊女卑と捉えないで頂きたい事を前提に )、精神的には、男性的な求心…

お琴教室で教わる楽曲

お琴教室で教わる楽曲は、どのような作品なのか? 説明と言うか備忘録なので、「お琴教室」で検索していらした方以外は、多分ブラウザバックして頂いた方が宜しいかと…。 「サクラ」から始まるお稽古。数年後には、多様性を帯びたお稽古へと変化する。ちなみ…

間違えているんじゃない?

お琴を弾くには、何はともあれ体力が必要だと言う事がわかった! よし、その気になってから運動しよう。まずは、モチベーションを上げよう!EmminemとRockyが、今の私の救世主となる ( 多分 )。 やる気のある人は、こんなの見ている暇があったら、とっくに運…

体力をつけよう。

15分くらいの楽曲を一回弾くと、汗だくになる。何故か、お腹が空く。まるで、フルマラソンでもしてきたかのよう ( したこと無いけど )。 弾き終わると疲れてしまって、しばらく休憩している今日この頃 ( 弾いてる時間より、休憩している時間の方が長くないか…

何を信じるのか?

上司と意見が合わない。多分、誰しもが当たり前に遭遇する事なのだろう。上司では無いが師匠 ( 先生 ) と、時に意見が食い違う。 予習する際、YouTubeでお手本としている大御所の演奏と、お稽古で先生から教わる奏法が少し違う。先生にその旨を伝えると 「大…

スマホに聞いて下さい。

お稽古の前に、何故か「スマホと携帯の違い」を先生から質問された。 「スマホは電話じゃなくて、コンピューターですよ。パソコンに電話がくっついてるんですよ~。」 と言う話から、スティーブ・ジョブズの戦略の話になった。 私のように、一番出来の悪い人…

YouTubeで聴く「六段の調」

唐時代の漢詩の一句「水を掬すれば月手にあり(両手で水をすくうと手のひらの中にも月がある)」にちなんでその名が付けられたと言う香川県の栗林公園掬月亭。 美しい景色の中で、木村園代氏の演奏する「六段の調」に、時を忘れてみる。 YouTubeの中で数ある「…

中古のお琴について。メンテナンス編

中古のお琴の話は、かなり右脳寄りだった。 外部からいらっしゃる初心者さんが知りたいのは、多分左脳的な話なので、メンテナンスについて真面目に記事にしてみる。お忙しい方は、いつものようにブラウザバックして下さいませ。 まず、中古のお琴で最初にメ…

中古のお琴について。其の弐

( 中古のお琴について。其の壱からの続きです ) 弦が劣化していて、緩くなっている。凛とした張りのある音が出ないのだ。「良い音色」に感じない。 ふと。想い出した。初めて「お琴」を弾いた時の事を。 60年以上前のお琴の弦は、いつ張り替えたのか知る由も…

中古のお琴について。其の壱

きのう、ストリートお琴を提案する記事を書いたが。 「怠惰な日常」と謳っている割に全く怠惰ではない日常を送っていらっしゃる、たぬちゃんから 「お琴はピアノみたいに特に調整無しで弾けるんですかね?」と、鋭いコメントを頂いたので、中古のお琴につい…

ストリートお琴推進委員会?

( ストリートお琴推進委員会は実在しませんが、私ひとりの委員会ですww ) ストリート・ピアノのように、ストリートお琴がもっと沢山設置されると良いのに…、と思う。大宮駅には、お琴とピアノの両方が置いてあって、かなり羨ましい。 都庁の草間彌生ピアノは…

YouTubeに依存しすぎて、楽譜が読めない?!

お琴初心者さんあるあるだと勝手に思い込んでいるのだけど。少しマニアックなお話なので、お忙しい方はブラウザバックして下さいませ。 ある日、ふと気がついた。私は楽譜が読めない。読めている気になっているが、実は読めていない。 お琴の世界には「唱歌…

「知恵」と「智慧」

独特の感性でブログを展開していらっしゃる「ランプの仕業」のらんぷさんが先日、お琴が登場する美しい漫画「化粧坂 ( けわいざか )」を紹介して下さいました。猛暑の中、ありがとうございます。 「練習量の多さ」が技術の向上に繋がる事を、昨日のブログに…

「奥義」って、あるのだろうか?

東京藝術大学の日本画科を現役で合格した方に、デッサンの奥義とは何かを聞いてみた ( 私は描いたりしないが、なんか凄い人に出逢うと、すぐに奥義を尋ねる癖がある…)。 「兎に角、沢山沢山描くこと。描いているうちに自然と解ってくるから。」 消しゴムと食…

出来ない所は、繰り返してみる

前澤社長が自身の所有するストラディバリウスHamma1717を貸し出すことになった、天使のようなヴァイオリニスト「吉村妃鞠ちゃん」旋風が我が家で巻き起こっている。 楽器は、持つべき人のもとへと旅をする。300年の時を越え、国境をも越える…。 「出来ない所…

「意識」してみた

めったにしないが、夜少しだけ練習してみた。 小さな音で。 昼間はご近所さんがお仕事でいないので、大きな音を出して弾いているが、今夜は小さな音で弾いてみた。 ひとつひとつの音を、小さな音で。 丁度良いように、まるで的に当てるかのように弾かないと…

お琴のジブリに癒されて

本来の趣旨は町の復興のための灯だったようだ。私には何故か、この灯が「灯籠流し」に見えて仕方がない。 2020年、コロナ禍の修善寺で行われた「灯プロジェクト in 修善寺」。 遊郭をテーマとした和モダンな旅館「五葉館」の若女将さとかさんの説明文には、…

意識するとは?

旦那が昔通っていたジムに在籍していたトレーナーは、ボディービルの大会で優勝した事がある。旦那は彼に訊ねた。 「 筋肉を付けたい場所を、意識して筋トレをする 」と言うのはどういう事か? 「他の場所を全て無視する事」 「 もう少し緻密な演奏をして欲…

「見た目」は資産?

「見た目」は無形資産とやらのひとつと言ったのは誰だったか、また忘れてしまった。 知識の有無や才能はともかく、「見た目」の良い方々は、そうでない方々よりもスキルを磨くチャンスを与えられやすいらしい。場数を踏んで、「習うより慣れろ」の法則により…

「才能」に見えない「才能」

お稽古の進み具合は、人それぞれだ。が、門下生のひとりに、かなりの強者 ( つわもの ) がいる。( ○○さーん、あなたの事ですよーw!) ひとつの楽曲を去年の12月から、ずっとお稽古している。進み具合からすると多分、今年いっぱい続くと思われる。 あれ?似…

お詫びと訂正「お琴の調弦のためのチューナーアプリ」

今回もマニアックなお話なので、お琴をお稽古なさっていらっしゃらない方はブラウザバックして下さいませ。 先日「お琴の調弦のためのチューナーアプリ」と言う記事を投稿した際に、お琴の音階に対応する調弦表を掲載するのを忘れてしまいました。ごめんなさ…

筝曲部の部長さんのお悩み

現代曲を弾きたい筝曲部の部長さんと、古典重視の顧問の先生の意見が合わない。最近良くある話らしい。 私の社中でも、若手はやはり現代曲 ( 特にアニメ系 ) を楽しみたいが、先生は少しばかり苦手のようだ。 あちこちの業界で、こう言うジェネレーションギ…

技は見て盗め

発表会の合同練習で久しぶりに門下生達に会えると、つい話が弾んでしまう。ひとり黙々と調弦していらっしゃる先生はポツリと一言…。 「上達する人は、こういう時、先生が何をしているのかを見て学ぶんだよ。」 所謂「技は見て盗め」と言う事を仰いたかったの…

読んで下さってありがとうございます。

お琴に興味の無い方にはイマイチ訳がわからず、お琴を嗜んでいらっしゃる方には「知ってます、それくらいっ。」と言われそうな事ばかり綴っている、微妙な立ち位置のブログですが。 お陰さまで、最初の目的であった100日投稿を達成することが出来ました。 は…

8月6日、9日と言う日に…

位里は原爆投下から3日後に広島に行き、何もない焼け野原が広がるばかりの光景を見ました。 俊は後を追うように1週間後に広島に入り、ふたりで救援活動を手伝いました。 丸木美術館の丸木位里、俊ご夫妻の作品である「原爆の図」は、この広島入りするところ…

初心者さん向け「お琴の選び方 」

お琴初心者さん以前の方と初心者さんに向けて「お琴選び」のお話。 楽器を嗜んだ事のある方なら「良い楽器は、奏者を導いてくれる」「楽器が教えてくれる」と言う言葉を耳にした事があるかもしれない。 楽器店の常套句とも思える言葉だが。 沢山のお琴を知っ…

お琴の調弦のためのチューナーアプリ

今回も、お琴初心者さん向けの少しマニアックなお話。 お琴と言う楽器は、調弦しないと始まらない楽器なのだが、その調弦をする時に使うのが「調子笛」と言うかなりアナログな物。 お琴を習い始めた頃は、自分の耳が覚えている音で調弦していたが、今思うと…

お琴の基礎がある方へ

社中の若手の女子が数ヶ月前から取り組んでいる楽曲に、来週から私も参加することになった。 本来、彼女も私もこの曲を弾けるだけの技量は、持ち合わせていない ( 先生の判断 )。 一曲聴いてアニメ全編見た気になるシリーズ?より第2段「流星群」が次の課題…

「天泣」と書いて「てんきゅう」と読む

何故か旦那がアニメ?「ワンパンマン」に、はまっている。サイタマと名乗る、この↓ゆるキャラっぽいヒーローが凄く強いらしい。所謂少年漫画。 漫画やゲームは面白い。が、私の場合人生の全てを持ってイカれ易い。故に近寄らないようにしている。特に「ゲー…

されど「さくら」

「風神雷神」と言う絵が存在する。沢山の巨匠達がこぞって題材にする。絵師にとっては魅力的なのだろう。 同じような立ち位置の筝曲が存在する。 誰もが知っているあの「さくら」だ。沢山の奏者によって編曲されている。今回はひたすら「さくら」の巻。 宮城…