音楽に限らず、どの分野においても「本物 ( 実物 ) に触れることの大切さ」が唱えられている。これは多分正しい。
ところが。お料理教室の先生はかつて仰った。
「覚醒する人は、テレビを見ていても覚醒する。」
バレエダンサーの宮尾俊太郎さんは、熊川哲也さんの CM を見て衝撃を受け、14歳からバレエを始めた。プロになるには少し遅いスタートだが、才能というのはそう言うものなのだろう。
本物から学ぶ、というよりは。
本物のエネルギーに動かされ、何かが爆発する。自身に内在されていた「種子」が発芽するかのように。
媒体は本物である必要は無く、テレビでも写真でも、YouTubeでも何でもかまわない。
受け取る側の人間に、届いてしまったものは、どうすることも出来ない…。
何が言いたかったのかと言うと。
十七弦の演奏に「心が震えるほど感動した」と言う若い門下生、貴方には「十七弦」の才能が眠っている。
本人は、気がついてはいないが…。
飛び込めないでいる人の背中は、ガツンと押してしまおう 笑。