完全に自身の備忘録です。いつも訪問して下さって、ありがとうございます♪
お琴の歴史を調べながら、美しい浮世絵に沢山出逢う…(※1)。至福のひととき。
奏者の姿の無い画が、静かに私の想像力を駆り立てる…。
狩野常信「松に琴図」。
この画にふたつの歌が添えられている記事を見つけた…( ※ 2 )。
- 平安時代の歌人、齋宮女御の歌「琴の音に峰の松風かよふらしいづれのをよりしらべそめけむ」( 意味・・静かな夜、美しい琴の音に、峰の松風の音の調べが通い合い、美しく響いてくる。いったい、琴か峰のどちらの「お」(緒・尾)から奏(かな)で始められたのであろうか。)
- 平家物語の小督の逸話のくだり「峰の嵐か松風か、尋ぬる人の琴の音か」
で「平家物語の小督」って?
Wikipediaの説明よりも、歴ドラサイト by tensuisenさんの方が解りやすいな。
以下は Wikipedia より引用。
「 時は平氏全盛の平安朝最末期、時の帝であった高倉天皇は最愛の寵姫を亡くし悲嘆に暮れていた。見かねた中宮(清盛の娘である建礼門院徳子)は天皇を慰めようと、美貌と音楽の才能で名高かった中納言・藤原成範の娘を紹介する。
宮中に上がった成範の娘は小督局と呼ばれ、天皇の寵愛を一身に受けた。
しかし、中宮の父である平清盛は、天皇が中宮である娘を差し置いて小督に溺れる事に怒り狂い、小督を宮中から追い出してしまった。
小督は清盛を恐れて嵯峨に身を隠し、天皇とも音信不通となってしまう。天皇の嘆きは深く、密かに腹心の源仲国(宇多源氏・源仲章の兄)を呼び出して小督を秘密裏に宮中に呼び戻すよう勅を賜った。
ちょうど仲秋の夜のこと、月が白々と照る中を嵯峨野に出かけた仲国は、小督が応えることを期待して得意の笛を吹いた。すると、見事な「想夫恋」の調べがかすかに聞こえてくるので、音のするほうに向かうと、果たして粗末な小屋に小督が隠れ住んでいた。
最初、小督は清盛を恐れて宮中に帰るのをしぶるが、「想夫恋」の曲で彼女の真意を悟っていた仲国に押し切られこっそりと天皇の元に帰ってきた。2人はひっそりと逢瀬を重ねるが、清盛におもねる者から秘密が漏れて、小督は無理やり出家させられてしまう。
能の『小督』はこのうち嵯峨野の場面に取材したもので、伝金春禅竹作の四番目物。現在も比較的盛んに上演される、美しくも哀切な名作である。」
ところで、「想夫恋」ってどんな曲?
今も昔も日本男児の「オーケストラ」って素敵♪
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