お琴今昔物語

門下生の独り言

お琴と言う楽器

演奏会にお琴を自分で運ぶ!と頑張るあなた ( と私 ) に、読んで欲しい💥

演奏会の帰りに、お琴を片手に抱き抱えて歩いて帰ると言う女性に遭遇。電車かバスで帰ると言う。いつか私にも、そう言う時が訪れるかも知れない…。 よし、腕力は鍛えておこう♪筋トレしよう? でも、その前に! お琴を自分で運びたいあなた ( と私 ) に、筋ト…

自立の定義は難しいけど…。

昨日の記事にコメントして下さったブロガーさま、☆を沢山つけて下さった皆さま、ひっそりと訪問だけして下さった皆さま、ありがとうございました 喜! 自立とは。 「何ものにも依存しない自身を、作ること」 と言われているが、その一方で。 「出来るだけ依…

元筝曲部だった皆さまへ…

先日「おうちに帰って一週間何も練習しなければ、当たり前だが絶対上達しない w。」と記事に書いたが、撤回します。 最近知り合ったお琴がとても上手な若い女性。力強いタッチだったので、( 彼女の ) おうちのお琴の糸締めは何本かと聞いてみた ( 私は6本強…

水野利彦先生作曲「摩訶不思議な夢」 第一楽章「ラクダの隊商」。

動画を沢山貼ると重くなるので、4日間続けて水野利彦先生作曲「摩訶不思議な夢」を紹介します。いつも訪問して下さって、ありがとうございます喜♪ お琴業界で、今最も熱いと言われている作曲家と言えば…。 吉崎克彦先生、水野利彦先生、橋本みぎわ先生らしい…

お琴の流派、どれにしよう?

今回は、お琴初心者さん以前の方々に向けて配信してみます。訪問して下さったことに、感謝いたします 喜! 私は何も知らずにお琴の世界に飛び込んでしまった。が、これから習ってみたいと考えている方は、参考までに。 お琴の流派は、大きく山田流と生田流の…

お琴と言う楽器の性質。

お琴初心者さんから質問される「 お琴の難曲って何?問題」。 古典、現代曲、沢井曲?人それぞれだから答えるのは難しい…。 個人の見解を述べて良いかは分からないが、「合奏曲」は全て難しいと感じる。人数や楽器が増えれば増えるほど難しいと感じる。 家庭…

春、桜 ( SAKURA ) に酔う…

その曲は…。 「楽譜」を眺めている時は、弾いてみたい!と思わせるものではなかったのだが…。 三っ音会さんの、演奏をYouTubeで視聴しているうちに「こんな風に弾いてみたい!」と、その気になる。 ( 過去に掲載しましたが、気に入っているのでまた載せてま…

演奏会にて。聴く心構え、弾く心構え。

歳を重ねると…。 華やかな場所や、賑やかな場所に行くのが億劫になります。まして、行列に並んで何かを遂行するのは、異国からいらした方々の特権のように感じたりします。 春になると…。 邦楽の演奏会が、あちらこちらで開催されます。 是非一度、足を運ん…

「知恵袋」、正論と正解は必ずしも一致しない 笑

事の発端は、「無駄の美学」のそすうさんの記事。この方、優秀な学生さんと見受けられる ( 名前が既に優秀、素数 )。 先日、私もブログにて回答してみた 笑。「ベストアンサー」貰えるかな w? 現実にお琴を習っている私の理論整然 wとした回答以外は、ほぼ…

心理学を専攻した方なら、私の間違いに気がつく 笑

最近、ブロガーさんから「知恵袋」なるものの存在を知った。こんな質問を発見!( リンクを貼って良いのか疑問) 小学生の息子さんの音楽の授業で、いきなりお琴を上手に弾くことが出来る女の子がいる。「お琴は習ったことが無い」と言う女の子に、「嘘つき」…

「見えない世界」を垣間見る…

旦那「○○ちゃん ( 私のこと ) は、何処か ( 顔 ) 直したいところある?」 私「シミとか?シワとか?年齢的には仕方無いよね 笑。あまり外見気にしないから、特に無いよ w」 旦那「それは不味いなぁ…。気にしようよ。」 朝からワカラナイ話題を振ってくる。 …

乗り遅れたお題「一生モノ」

ひとりで嬉しそうに笑みを浮かべている旦那を眺める。 私「何がそんなに楽しいの?」 旦那「私の友達は、私だ。」 怪しい…。かなり危ないな。 しかし深い…。なんだろう、その悟ったヲタ感は 笑。水瓶座の旦那の脳内は、かなり独創的だ。瓶 ( かめ ) のなかに…

明けましておめでとうございます♪

明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 2024年も、皆さまにとって素敵な一年になりますように♪ 兄弟から、ご馳走が並ぶ宴の写真がLINEで送られて来た。急いで「春の海」を録音して送ろうとしたが、LINEでは無理だったので、ま…

12月大晦日「桐と鳳凰」

お琴は桐で出来ていて 桐には鳳凰と言う鳥が住んでいる 美しい声で鳴くと言う ( お琴を ) あまり練習しないと 鳳凰は鳴かなくなって 何処かへ遊びに行ってしまう それでも ( お琴を ) しばらく練習すると 貴方のもとに帰ってくる 美しい声で鳴くと言う 焦ら…

お琴の歴史、ざっくりと。スピンオフ

完全に自身の備忘録です。いつも訪問して下さって、ありがとうございます♪ お琴の歴史を調べながら、美しい浮世絵に沢山出逢う…(※1)。至福のひととき。 奏者の姿の無い画が、静かに私の想像力を駆り立てる…。 狩野常信「松に琴図」。 この画にふたつの歌が添…

お琴の歴史、ざっくりと。其の弐

昨日からの続きとなります。 〈 江戸時代 〉僧侶から次第に検校や別当、座頭といった職業音楽家を中心に、市井の演奏家の手へと移っていく。 江戸時代初期… 室町・江戸両幕府のもと保護されてきた盲人の自治団体「当道」。当時、筝は「当道制度」により盲人…

お琴の歴史、ざっくりと。其の壱

昨日の記事「神の詔琴」に、某重要人物 A 氏より「勉強になった」とコメントが来るも、某重要人物 T 氏より「時系列がわかりにくい」とのコメントが寄せられる 笑。 で、諸説あるが時系列順に調べてみた! 〈 縄文晩期~弥生時代・古墳時代 〉 日本各地です…

神の詔琴 ( のりごと )

昭和の時代、良家の子女の花嫁修業のひとつであった「お琴」は、以前は盲人の方々が生業 ( なりわい )として奏でる楽器であり、花柳界においては華を添えるための楽器でもあった。武家の時代には子女の「己を励まし慰めるため」のものであったし、平安時代そ…

中古のお琴に求める概念

藝大卒の美人なお琴の先生同士が、当時の話をしていた。お二人は同級生だったが流派が違う。山田流と生田流。 「山田流の方が綺麗どころが揃っていて、色気があったよね~ 笑。それに比べて生田流は v( ̄ー ̄)v…」と話を弾ませていた (←あくまでも彼女達の感…

琴棋書画図?

琴のつく四字熟語 琴棋書画 ( きんきしょが ) 琴を弾き、碁を打ち、書を書き、絵を描くこと。 琴棋書画とは中国士大夫(したいふ)における必須の教養ことで、 その中でも特に文人に重んじられたものらしい。 で、士大夫って? 士大夫(したいふ)は、中国の…

スクイが上手く出来ない

今回は久しぶりにお琴初心者さん向けの、少し真面目なお話なので、お忙しい方はいつものようにブラウザバックして下さいませ。それでも、訪問して下さった事に感謝いたします。いつも、ありがとうございます。 「スクイ」と言う奏法がある。お琴を始めて「六…

ジャンクフード、カフェイン断ち中の私の脳内

突然目の前に現れた龍神さまは、私に仰った。 龍神さま「○○ちゃん ( 私の事 ) には、龍の化身 ( お琴の事 ) と過ごせる人生を約束しよう。衣食住には困らない。ただし、贅沢とは無縁の人生だと思え。」 私「贅沢って?マク○ナルドとかス○ーバックスとか?」 …

恋する楽器たち…

「このバイオリンは彼女に恋してるようだ♥️」と、どなたかがコメントしていた。上手い事言うなぁ。 バイオリンだけではなく、ピアノまで彼女に恋してるようだ♥️。 相変わらず我が家で吹きやまぬ妃鞠ちゃん旋風。 どうやら、私の恋は片想いのようだ。なかなか…

琴線 ( きんせん ) に触れる

日本語を母国語とする 日本人の心の奥底には 琴線すなわち お琴の弦が 存在しているのだろうか 「琴線に触れる」という慣用句の意味は文化庁によると「心の奥に秘められた感じやすい心情を刺激して,感動や共鳴を与えること」と書かれていますす。 目の前の…

飽きっぽいあなたへ

先生と楽器店の店主に、執拗に勧められて門下生となる事となった私は、初日に可愛げの無い事を言い放った。 「どうせ、直ぐにやめると思いますが、とりあえず入会します。」 占いは当たらないが、自身の予言は良く当たる? 色んな事に興味を持ちやすく手を出…

音色は時間の経過と共に変化する

漆器を扱うお店に行くと、ふたつの同じお椀を差し出され「どちらが新しい方だと思いますか?」と訊ねられた方は多いと思う。 艶のある方が年月を経たもの。一見古そうに見える方が新しいもの。店主の自慢気な顔で語る蘊蓄を聞くのは、とても楽しい。 毎日使…

泡杢、玉杢のお琴

木フェチでなければ馴染みが薄いかも知れないが「泡杢、玉杢」と言う杢目が存在する。字のごとく、玉や泡のような模様が木目に現れる杢目の事、いわゆる銘木のひとつ。 板蔵ファクトリーの吉田 香央里さんが数値化し難い謎の「銘木の世界」について語ってい…

果報は寝て待て

※当ブログでは日本文化を勝手に応援しております。 お琴は桐で出来ているが、柾目と言う杢目の高級なお琴が存在する。 「いつかは、クラウン」ならぬ、「いつかは、柾目」。 冷たい湖畔の透き通る水面のような、美しい音色を奏でる。かつては、年輪ひと目5~…

YouTubeで聴く「六段の調」

唐時代の漢詩の一句「水を掬すれば月手にあり(両手で水をすくうと手のひらの中にも月がある)」にちなんでその名が付けられたと言う香川県の栗林公園掬月亭。 美しい景色の中で、木村園代氏の演奏する「六段の調」に、時を忘れてみる。 YouTubeの中で数ある「…

中古のお琴について。其の弐

( 中古のお琴について。其の壱からの続きです ) 弦が劣化していて、緩くなっている。凛とした張りのある音が出ないのだ。「良い音色」に感じない。 ふと。想い出した。初めて「お琴」を弾いた時の事を。 60年以上前のお琴の弦は、いつ張り替えたのか知る由も…