邦楽の世界は極めてCool(カッコいい)と思う。
Hip Hopの元ネタを探すのが好きだ。スマホが無かった時代、今のように「元ネタ集」が直ぐ検索出来なかった時代、元ネタに出会うと知り合いにでも出会ったかのように嬉しかった。
「千鳥の曲」に「君が代」の歌詞が被さっているのを知って、カッコいいと感じた。「八千代獅子」と「万歳獅子」の打ち合わせを聴いてマッシュアップかと思った。勝新太郎の長唄三味線「水の流れ」を聴いていると、エレキギターのようでベンチャーズの「パイプライン」を思わせる。宮城道雄先生の弾く「瀬音」は何故かベートーベンの「エリーゼのために」を彷彿とさせる。沢井忠夫先生の曲がロックに聴こえる。多分、私だけかも知れないが。(お怒りの声は聞こえない。)
古典から現代曲迄、邦楽と洋楽の垣根が無いかのようだ。寧ろ、斬新。ルイ・ヴィトンの有名な柄は日本の家紋にインスパイアされたものらしいが、邦楽と洋楽の間にも沢山インスパイアされたものがあっても不思議は無い。
何時(いつ)の時代であっても、響くものは響いてしまう。