お琴今昔物語

門下生の独り言

唄物に挑戦する際に…

「お琴が上手に弾けるようになる食べ物って、有るんですか?」

「先生」と呼ばれる職業って、大変だな 笑。頓珍漢 ( とんちんかん ) な質問にも答えなくてはイケナイ?

「アスパラガス ( 即答 )!」

春に芽吹く、太いアスパラガスが特に良い。と先生は仰った。

「冬の間、じっと地中で蓄えたエネルギーが、一気に芽吹くんだよ。」

効能や栄養素を調べてみたが、「お琴が上達する」とは書かれていなかった 笑。

アスパラガスを食べた日に、たまたま先生の調子が良くなっただけのお話なのかも知れない。

それでも「先生」が仰ると「本当かも知れない」と信じてしまう 笑。

実は、騙されやすい 。

ちなみに。

苗を植えてから出荷出来るまで3年を要するアスパラガス。太くするには更に時間がかかると言う。勿論ハウス栽培よりも路地栽培の方が、エネルギーは遥かに強い。

 

 

お琴が上達する食べ物では無いが、唄に関する食べ物のお話を少しばかり。

「春の海」の作曲家宮城道雄先生のご著書「心の調べ ( 河出書房新社出版)」に書かれた「声と食物」に発見した。

※リンク先で「声と食物」の全文を読む事が出来ます。

 

「歌う前には動物性の油は咽喉によいが、植物性の油はよくない。テンプラなどを食べた後は声が出ない」

「林檎のようなもの、レモンのような柑橘類の少し熟したものを食べると、声のよく出ることがある」

「私は唄う前には決して食物をとらない。たとえ食べても、腹八分目にしておくのである」

「耳の人」が仰るのだから、是非試してみて下さいませ…。

 

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https://19carrollstreet.jimdofree.com