お琴今昔物語

門下生の独り言

宮城道雄先生

「さくら変奏曲」第一筝練習用動画?

ブログを読んで下さる方々には勿論、お琴初心者さんにも 難しくて 役に立たなさそうな、「さくら変奏曲」第一筝練習用の動画を配信しました 笑。 訪問して下さって、ありがとうございます 喜♪ 楽譜 14ページの⑧番目から最後迄と言う、中途半端な動画ですが……

宮城道雄作曲「さくら変奏曲」第二筝の雲井調子の音源を、YouTube配信しました♪

お琴初心者さん向けの、かなりマニアックなお話ですので、お忙しい方はブラウザバックのご用意を…。 訪問して下さっただけでも嬉しいです 喜。いつも、ありがとうございます♪ 「さくら変奏曲」第二筝の調弦がイマイチ理解出来ない。「雲井調子」がワカラナイ…

妄想が止まらない…、春うらら。

ジミ・ヘンドリックスといえば「ステージでギターを燃やした男」、「歯弾き」「背中弾き」などの今の時代にも引き継がれるぶっ飛んだパフォーマンスが有名、などと書いてあるのを読むと、有らぬ妄想をする 笑。 ( カツラで ) アフロヘアになったenaki2 が「…

初心者さんにも割りと効果的な「笑顔」と言う、奏法?

3月15日、今日は萩岡松韻先生の退任式が東京藝術大学奏楽堂にて執り行われる。情弱な私は、ひたすらYouTubeで配信される ( かも知れない ) 日を待つしかない…。 2018年3月18日に開催された、深海さとみ先生の退任式は同年7月1日に配信された。 壮大なスケー…

筝曲家と文豪と親族と

宮城道雄先生は明治の文豪内田百聞先生のお琴の師匠だった。宮城先生が当時の百聞先生の様子を語る。 まるでスポーツでもやるような気分で、夏の暑い時など、肌ぬぎで汗を流しながら、箏をジャンジャン練習していた。そして、ロシヤ文学の米川正夫先生と、箏…

「お琴教室」選ぶ理由、選ばれる理由 w。

1挺数億円するストラディバリウスを、4挺保有していると言うドクターAこと麻生泰氏。( ストラディバリウスって何?と言う方は、ご自身で検索を w。成田達輝氏の記事↓は音の捉え方が非常に興味深い ) 麻生氏自らも演奏するが「もっと良い音が出るストラディ…

答えが無い…。それこそが「秘曲」

久しぶりに「瀬音」を練習する。 宮城道雄先生の秘曲である「瀬音」。 秘曲とは…。特別の家系の者、または免許を受けた者だけに伝授し、一般には伝えない秘密伝授の楽曲を言う。 ( コトバンクさんより引用 ) 「大祓詞 ( おほはらへことば )」は、日本語が読…

音色は奏者そのもの説

「間違えながら弾いている」と、同時に「勘違いしながら弾いている」笑。 「髪を振り乱して弾いている女が出す音」 「地の底から湧いてくるような音」 「千鳥足の酔っぱらいが弾いている音」 「枯れ果てた女が坦々と弾いている音」 こんな風景をイメージして…

唄物に挑戦する際に…

「お琴が上手に弾けるようになる食べ物って、有るんですか?」 「先生」と呼ばれる職業って、大変だな 笑。頓珍漢 ( とんちんかん ) な質問にも答えなくてはイケナイ? 「アスパラガス ( 即答 )!」 春に芽吹く、太いアスパラガスが特に良い。と先生は仰った…

「春の海」の普遍性

「春の海」のモデルは瀬戸内海の海だと言う。 沢山の方々が「春の海」を弾いていらっしゃる。 宮城道雄先生が、他の方々の演奏会やYouTubeをご覧になったら…。 「私の演奏より上手いなあ」 「もっと穏やかに弾いてほしいなあ」 「かなりスタイリッシュな演奏…

挫折しそうな「生田流お琴初心者」さんへ。

「春の海」の演奏は数あれど 作曲家宮城道雄先生ご本人の演奏に勝るものは無いのでしょう…。 生田流お琴初心者の皆さま、或いは過去の私へ 笑。 途中で飽きてしまったり、嫌になってしまうかも知れないお琴のお稽古。 「六段に始まり六段に終わる」と言う伝…

為されたことを知る者

自身が知り得た物は、全てが先人達の知恵や智慧だ。先人達の努力の結晶だ。「私の物」では無いが、「私の物」では、なくも無い。 5, 6曲を一回ずつ弾く練習法を最近続けていると、少しずつ勘のようなものが戻って来て面白く感じる。 同時に。あれほど「憧…

大正時代のさくらを眺める

※春の海の画像が出ていますが、大正12年に宮城道雄先生の作曲された「さくら変奏曲」です。レコード音源。 さくら さくら 開きはじめる蕾らの 春を告げるも束の間に 乱舞のやうに狂い咲き 染井吉野か 八重なのか 花吹雪 水面にはらりと 花びらの 音もたてず…

爪琴の 「春の夜 ( はるのよ)」を待つ 夜半の月

「荒城の月」と言えば滝廉太郎と小学校で教わったのは、私だけであろうか? 土井晩翠氏の名前を知ったのは昨日の事だった。 課題曲の中にあった宮城道雄先生作曲の「春の夜」の歌詞の解釈が、英文より難解 ? なのでスマホで調べたところ、「荒城の月」の作…

師匠の向こうに、師匠がいる

皆さんは、自身にどなたが乗り移っているのか、をご存知だろうか? 表千家も裏千家も、元を辿って行くと「利休」に辿り着く。 現代筝曲のお琴奏者や教室の先生のルーツを辿ると、生田流の場合かなりの率で「宮城道雄先生」に辿り着く ( 古典はまた別 )。 私…

されど「さくら」

「風神雷神」と言う絵が存在する。沢山の巨匠達がこぞって題材にする。絵師にとっては魅力的なのだろう。 同じような立ち位置の筝曲が存在する。 誰もが知っているあの「さくら」だ。沢山の奏者によって編曲されている。今回はひたすら「さくら」の巻。 宮城…

暗譜への近道

買い物に行く時に、買うものを覚えられないからリストを紙に書く。が、紙を家に忘れる。次に手の甲に書くが、うっかり手を洗ってしまい、書いてあったリストまで水に流れ去る。二十歳の頃の私…。 お琴の楽曲は、5分位から10分位までのものが殆どだが、記憶…

宮城道雄記念館に祐気取り

購入した「手事」の楽譜には、東京藝術大学筝曲科用と書かれている。宮城道雄先生の静かな中にひそむ熱い情熱を感じる。 さて、どうしたものか?暫くYouTubeで後藤すみ子先生の音源を聴きながら、練習すること一週間。1ページも弾けるようにならない。13ペー…

100歳の「手事」

2012年当時80歳(多分)の後藤すみ子氏の演奏をYouTubeで見て(聴いて)、驚いた!エネルギッシュでパワフル。なんと若々しいハリのある音色なのだろう。 驚かされたのは、これだけでは無かった。約10年後の90歳になられた時も、同じ曲を独奏会で演奏なさった。…

「六段の調」への畏怖

「六段の調」と言う筝曲がある。音楽の授業で聴いたことがあるかも知れない。或いは、お正月に何処かで聞いたことがあるかも知れない。 お琴を始めて最初の頃に教わる「基礎」のような曲、ピアノで言う「エリーゼのために」のような立ち位置などと、ネットを…

唄ものは愉し♪

筝曲には唄もの(正しくは地唄/地歌と言う)と言って、演奏しながら唄を歌うものが存在する。所謂古典で200年以上前迄歴史は遡るが、近頃の若い人達は敬遠しがちらしく、先生は事あるごとに私に訊ねる。 「○○ちゃん(私の事)は、こう言う音楽は苦手じゃないかい…

古典と現代箏曲

コロナ以前には、出先や旅行先で和楽器店を探しては立ち寄っていた。とあるお店で紹介された年配の男性。店主は言った。 「この方、凄い方なんですよ。宮城道雄先生の直弟子の一人なんですよ。」 店主の言葉を穏やかに受け止める優しい眼差しのその男性に、…

音霊を感じる

「お経の文字は一文字一文字が仏さまです。お経を上げさせて頂くときは、そのことを感じながら上げさせて頂きましょう。」お坊様から教わったお話だが、ふとお琴を弾いていて思い出した。 宮城道雄先生の「手事」と言う筝曲は三部で創られているが、二部の「…