お琴今昔物語

門下生の独り言

還暦後の準備

まだまだだいぶ先の話だけど、生きていればいつかは還暦を迎える。陰陽学と東洋哲学を基礎とした不思議な(?)お料理教室に通っていた時に教わった話がある。

本来人間は、怪我や病気をしなければ120歳まで寿命があって、60年をひとつのサイクルとする。最初の60年で成すべきは、自己の確立すなわち家庭や会社などでお役に立つことで、まずはその使命を終えて60歳で最初の人生の幕を閉じる。再び赤ちゃんに戻って始まる次の人生の節目を還暦と言う。そこからの人生と言うのは、最初の60年よりも大きなスケールで広がって行く。社会や世界と言う形の中でのお役目をはたしていくようになる、そして、80歳くらいに再び人生の思春期を迎え青春時代となる、みたいな話だった覚えがある。

昨日書いた記事で考えたが、6歳の自分はすでに過去であり、選択肢が無いどころか自分の意思さえままならなかった。だが次にやって来る66歳(次のサイクルでの6歳)と言う年齢は、自分で自分の人生を創造することが可能な年齢だ。66歳6月6日を第二の人生のお稽古始めの日とするならば、何を始めよう?

お琴以外にお茶、お花、日本舞踊、書道、武道、三味線、尺八、和太鼓、俳句、その他「和」の文化は枚挙にいとまがない。

老後の資金は用意していないが、文化を嗜むだけの資金は少しずつ貯めている。お道具やお稽古は意外と先立つものが必要だから。

人生100年と言われる時代、「80歳が次に巡ってくる青春時代」と言う言葉は、私には「希望」と言う言葉の響きと同じだけの力がある。

 

佐藤義久先生のお琴教室のホームページはこちら⬇️⬇️⬇️

https://19carrollstreet.jimdofree.com