お琴今昔物語

門下生の独り言

上手な演奏とは?

お琴を習い始めた頃、先生に質問をしてみた。

「上手に弾くとはどういう事を言うのでしょうか?」

いかにも初心者らしい、超ストレートで素直な質問だったと今でも誇らしく感じる。

「とにかく、大きな音を出すようにして弾く事を心がけて下さい。」

と答えが返ってきた。お琴は他の楽器に比べると、音が小さい。聞こえない音は上手いかどうかも判断出来ない。

なるほど、初心者向けの答えだ。音も出せないような初心者に何を言っても無駄なのだ。でも、的は得ている。大きな音が出せるようになれば、音の幅は必然的に広がる。表現力が豊かになると言う事だろう。そして先生は続けた。

「私も昔、最初にそう教わりました。」

 

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