お琴今昔物語

門下生の独り言

伝統芸能「あしたのためにその1」?

コメントにうろ覚えのまま書いてしまった織田信長のお話を、きちんと調べてみた ( 人生五十年ではなく、人間五十年の間違いでした…)。

 

 

 

「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり

一度生を享け、滅せぬもののあるべきか

これを菩提の種と思ひ定めざらんは、口惜しかりき次第ぞ」

 

【 訳 】人間の一生など、下天 ( 仏教における天上界の一つで、50年が私たちの1日に相当する世界 ) に比べればたかだか1日に過ぎない、夢や幻のようにはかないものだ。そのようなはかない一生なのに、せい執着しゅうちゃくして大業たいぎょうをなすことから逃げ、死ぬようにして生きるのはごめんである。

 

織田信長が好んで演じた「敦盛」の一説。

特に桶狭間の戦い前夜、今川義元軍の尾張侵攻を聞いて出陣する際、まず『敦盛』のこの一節を謡い舞い、陣貝を吹かせた上で具足を着け、立ったまま湯漬を食したあと甲冑を着けて出陣したという『信長公記』の伝記がある。( Wikipediaさんより引用 )

 

信長の舞った「敦盛」は幸若舞と呼ばれる芸能で、世阿弥作の能の「敦盛」とは別のものらしい。

 

歴史は専ら苦手なのだが、伝統芸能を学ぶ際に極めて大切な事は、もしかしたら「日本の歴史」を学ぶ事なのかも…、と今頃気がついた?

逆に言うなれば「歴史に強い人は、伝統芸能の才能を既に備えている」のかも…。

私の芸の道は遠い…。へ(×_×;)へ

 

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