演奏会の帰りに、お琴を片手に抱き抱えて歩いて帰ると言う女性に遭遇。電車かバスで帰ると言う。いつか私にも、そう言う時が訪れるかも知れない…。
よし、腕力は鍛えておこう♪筋トレしよう?
でも、その前に!
お琴を自分で運びたいあなた ( と私 ) に、筋トレよりも大切なこと。
まず、「個人賠償責任保険」に入っているかを今すぐ確認しませう!
- 未成年者さんや学生さんは、ご両親にご確認を。
- 専業主婦さんは、連れ合いさんにご確認を。
- お仕事していらっしゃる方々は、会社や保険会社等にご確認を。
京王線仙川駅で17絃のお琴がエスカレーターを破壊した事件は、お琴のお稽古していらっしゃる方々はご存知だと思いますが ( 初耳ならば検索を!) 、民法709条によりその修復費用について、当たり前ですが賠償責任が生じます。
その他、壁やガラスにぶつけて施設を壊した、車や自転車にぶつけて壊した、人にぶつけて怪我をさせた等、お琴を持って移動すると何が起きるかわかりません。歩いて運ぶだけでも危険です。
火災保険や障害保険、自動車保険などの特約 ( オプション ) として加入することが出来るそうですが、自転車保険にはセットになっているようです。
※ 詳しいことは、たぬちゃんの記事を参照して下さい。
電車、バス、タクシー、飛行機等の公共交通機関を使用する際は、持ち込み可能なサイズを事前に調べたほうが、良いそうです ( 機関によって違いがあるもよう)。
運び方、持ち方等を、社中の先生に教わることも大切なお稽古です。
子供さんや年配者さんに気を使うのは勿論のこと、ご自身の足下や頭上にも注意して下さいませ。
ただでさえ、大きな荷物です。私たちにとっては大切な「龍神さまの化身」でも、他人さまからしたから迷惑かも知れません。心の中で「ちっ、邪魔だな」と舌打ちされかねません…。
出来るだけ、迷惑にならないように細心の注意を払って、私も ( その時が来たら ) 運ばせて頂きます…。