お琴今昔物語

門下生の独り言

音色は奏者そのもの説

「間違えながら弾いている」と、同時に「勘違いしながら弾いている」笑。

 

「髪を振り乱して弾いている女が出す音」

「地の底から湧いてくるような音」

「千鳥足の酔っぱらいが弾いている音」

「枯れ果てた女が坦々と弾いている音」

こんな風景をイメージして弾いているわけでは無いのに、こんな風景が何故か勝手に脳裏に浮かんでくる w。

自身の弾き方のせいなのか、楽曲のせいなのかは解らない…。

「正解」は無いから、解釈はそれぞれだが、多分間違っている?

或いは、音色は自身を投影していると言うことなのか…。

 

私は盲人であるので、すべてのことを声で判断する。殊に婦人の美しさとか、若い乙女の純な心とかは、その声や言葉によって感じるわけである。従って、声が美しくて、発音が綺麗であると、話している間に、春の花の美しさとか、鳥の鳴き声をも想像する。( 「声と性格」宮城道雄著より引用 )

 

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