お琴今昔物語

門下生の独り言

多少視力が衰えたとしても…

全ての事に言えるが「新しい事」を始めると、必ず自分の世界観が拡がる。

お琴を始めるまで知らなかったのだが、お三味線やお琴はその昔「盲人」の弾く楽器だったそう(常識のある人は普通知ってると義父に言われた…)。室町幕府の頃から明治までは庇護されていて、位(くらい)も与えられていた(詳しい事はいつも割愛)。

私の人生観が変わった。盲人の演奏者と言えばレイ・チャールズスティービー・ワンダー、そして辻井伸行氏くらいしか知らなかったので、和楽器の歴史を先生に教わった時は素直に驚いた。

(比べたりしては失礼かも知れない事を承知で書かせて頂くが)多少視力が衰えてきたけど、盲人の方よりは見えている。多少暗がりで不自由な時もあるけど、盲人の方よりは見えている。と思うから、眼鏡はかけないし作った事が無い。

何よりも「歳をとって目が悪くなっても、お琴は弾ける」はず、何故なら「盲人」の楽器だから(現実はそんなに単純では無いかも知れないが…)、と老後の事まで考えてみる。

そう言えば、お教室には80代の方々が何人もいらした事を思い出す。コロナで来れなくなってしまった方々もいたけど、おうちでは弾いていらっしゃるのだろうなと、ふと想いを馳せる。

 

佐藤義久先生のお琴教室のホームページはこちら⏬⏬⏬

https://19carrollstreet.jimdofree.com