お琴今昔物語

門下生の独り言

「紅蓮華」ってロックだったのか!

古典に限らず、殆どの筝曲は盲人達の作曲による。宮城道雄先生以降を現代筝曲と呼ぶきらいがあるが、現代筝曲はドレミ音階で作られているものも少なくない。

「古典は盲人が作曲したから、彼らの弾きやすいように作られている。健常者には弾きにくい (唄いにくい) と感じないかい?」

先生は度々私に聞くが、盲人の方々が作曲した曲は私には寧ろ弾きやすい。指の間隔や、近い音同士で運ばれる曲の流れは、構築の仕方に無理がないせいか自然な指使いで弾くことが出来る。

逆に、現代筝曲、特に健常者の作曲したドレミ音階のものは難しい。さらに言えば、ポップスを無理矢理お琴の楽譜に変換したものは、私には至難の技だ。例えば

お教室で「紅蓮華」をお稽古していた時に私が毎回参考にしていた動画だが、アニメも見ていないし本家のLiSAさんの紅蓮華も殆ど聴いたことが無かった。

この曲 (LiSAさんの紅蓮華)、実はかなり綿密に構築されていた事を最近知った。「これはロックだったのか!」

専門用語も出てくるが、見終わる頃にはJoeyと同じ気持ちだった。

How dare I skip that sh*t ! I'm mad at myself ! 

(こんな凄いの、聞き逃してたなんて!自分にムカつくよ!)

 

佐藤義久先生のお琴教室のホームページはこちら⏬⏬⏬

https://19carrollstreet.jimdofree.com