お琴今昔物語

門下生の独り言

音霊を感じる

「お経の文字は一文字一文字が仏さまです。お経を上げさせて頂くときは、そのことを感じながら上げさせて頂きましょう。」お坊様から教わったお話だが、ふとお琴を弾いていて思い出した。

宮城道雄先生の「手事」と言う筝曲は三部で創られているが、二部の「組唄風」と言うのがある。この曲を弾くときは、一音一音を自分の耳で丁寧に聴きながら弾こうと努力する。普段の練習では、あまり音に意識を傾けない私(失敬)だけど「組唄風」は「一音一音が仏さま」のように感じてしまう。言霊ならぬ音霊が宿っているかのようだ。

本来はどの筝曲も音霊で出来ているのだから、「どの曲に対しても」もう少し意識して弾いてみようと思う。

 

佐藤義久先生のお琴教室のホームページはこちらから⬇️⬇️⬇️

https://19carrollstreet.jimdofree.com