お琴今昔物語

門下生の独り言

たいして変わらないよ。

お琴には実は沢山種類があるのだけど、ざっくり言うと「くり甲」と「並甲」の2種類に分かれる。前者が演奏会用、後者がお稽古用。私のお琴は「くり甲・上角」だが、この上にはまだまだ沢山ランクがある。お琴には寿命があって30年~70年位と言われている。

60年以上経っている私のお琴はもしかしたら寿命かもと思い、先生に相談してみた。

「寿命は、値段に比例する。」

成る程…。で、今のランクよりもかなり上の「くり甲・玉縁」のお琴が欲しい旨を相談してみた (相談するのは無料)。

「くり甲も並甲もたいして変わらないよ。」

との答えが返ってきた。何が言いたかったのかと言うと、上手い人はどれで弾いても上手いし、下手な人はどれで弾いても下手だと言うことなのだろう。

確かにお教室では、私たち門下生は「くり甲・玉縁」を使わせて頂くが、先生は「並甲」を使っていらっしゃる。お教室で音色だけ聴いていると、私の弾いている「くり甲・玉縁」のお琴よりも、先生の弾いている「並甲」のお琴の方が良い音がする。

お琴の問題では無くて、奏者の問題 (技術の違い) なのだと明かになり、お琴欲しい熱は一気に冷めてしまった…。

 

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