お琴今昔物語

門下生の独り言

しつこく男性陣にお誘いしてみる

お稽古に少し早目に行くと、先生がひとりで弾いていらっしゃるのが聴こえる。楽器店の中に、凛とした美しいお琴の音色が静かに響く。古い並甲のお琴 (比較的安価なお稽古用のお琴)とは思えない。

先生のお琴の音色の話から、男性琴奏者の話になった。

何度も書いてしまうのだが、性差別ではなく、どうしても力のある男性の方が最初から良い音色が出る。

「私 (先生の事) や吉崎克彦のような演奏を目指さないように。女性はやはり女性らしい演奏で大丈夫。」

女性でも「熊のような手」の持ち主なら話は別だが…と、私の弱々しい手を見て先生は慰めて下さる。

特に女性の先生などは、初心者だと言う男性の生徒の爪弾く音色の良さに驚くらしい。

誰しも、女性に褒められて悪い気はしないはず。しかも、それがお世辞ではなく事実だと、本人が一番自覚出来るのだ。

「俺、上手くなるかも知れない」と手応えを感じるのに、そう時間はかからない。

新しいことに挑戦するのは楽しい。撃沈するリスクが少なければ、さらに楽しい 。リスクヘッジは少なければ少ない方が良い。それでいて、リターンは大きければ大きいほど良い!

理不尽極まりない世の中に、憤りを感じそうになった男性の皆様、ぜひご近所のお琴教室の門を叩いてみてくださいませ。

但し、女性の先生をお選び下さいませ。男性の先生ですと撃沈する可能性が御座います。

さらなる理不尽や困難に立ち向かいたい!と言うチャレンジ精神のある方でしたら、止めはしません。是非「熊のような手」を持つ吉崎克彦先生の門を叩いてみては?

初心者は受け付けません、と門前払いされるのを覚悟で。

 

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https://19carrollstreet.jimdofree.com