お琴今昔物語

門下生の独り言

沢井忠夫作曲「華」

先日、他社中にてお琴歴35年以上になると言う知人 ( 女性 ) が、沢井忠夫作曲「華」を尺八奏者の方と演奏していらした。

転調が非常に多い難易度の高い曲だが、横で聴いていた私の耳にはとても心地の良い完成度の高い演奏だった。にも関わらず、彼女が尺八奏者に静かに呟いた言葉を私は聞き逃さなかった。

「この曲を完成させるには、まだ何年もかかると思います…。」

私にとって「追いかける背中」である彼女の一言に、彼女の「曲との向き合い方」「曲への思い入れ」を垣間見る。

その距離は、広がることはあっても縮むことは決して無い。

とは知りつつ、「華」の楽譜を買おうとする 笑。※ 買うのは自由です♪

直ぐに彼女の後ろをついて行こうとする。ストーカーみたいだな w。

「師匠」でも「兄弟子」「姉弟子」でも無い場所の、「追いかける背中」の存在は、私にいつも違う世界を教えてくれる。

 

皆さまには「追いかける背中」は存在しますでしょうか…?

或いは皆さまが既に「追いかける背中」になっていらっしゃるかも知れませんね♪

 

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