以前、和楽器バンドの記事を書いた。
「今度、いぶくろ聖志さんがいらしたら、サイン貰って頂けますか?」
テンションの上がった私に、至って冷静に答える和楽器店の店主。
「サインもらうほどの方?」
「千本桜の動画の方ですよ!」
私の答えに、さらに冷静沈着に店主は云う。
「あら、楽譜なら有るわよ。」
私たち和楽器奏者 (全ての方々とは言わないが ) にとって「千本桜」も「パプリカ」も「紅蓮華」も、それら全ては「楽譜」であって、誰のどのような作品なのかは良くは知らない。
ところで、和楽器の動画で1億以上の再生数を叩き出している動画って、他にあるだろうか?
今年、グラミー賞を受賞したMasa Takumiの「Sakura」でさえその数には及ばない ( リリース時が違うから仕方ないとしても )。
「和楽器バンド」は知らなかったけど、私だって彼らの「千本桜」の動画くらいは観たことがある。斬新で自由なそのスタイルに、少しの嫉妬を感じたのを覚えている。
私もこんな風に突き抜けてみたい!
Hip-hopの大御所から、花魁姿の琴弾き ( もはや意味不明 ) として呼んで貰えないだろうか (誰か今すぐにでも暴走している私を止めに入ろう )?
今日、店主からいぶくろ聖志さんのサインを頂いた。
少しでも、あやかる事が出来ますように。御守りとして、大切にお琴のお道具箱にそっと忍ばせた…。