お琴今昔物語

門下生の独り言

「生き様」と言う歌い方

三味線と尺八の音色に合わせて、青坂満氏の「江差追分」が流れてくる。

漁師さん達の力強く引き揚げる網と、幾重にも連なる波を思わせる歌の響き。

聞いていると、波に揺れる舟の中にいるような、錯覚を起こす。

波の様なうねりの歌声が、身体の中を寄せては引き、引いては寄せ…。

歌い手の生き様が現れる、と言う「追分」。

脈々と伝承されていく、海や山と共にある暮らし。

こう言った原体験の無い私は、思わず口に出してしまう。

「血の中に入っている方々には、敵わないな。」

 

汝、言い訳するなかれ。

 

美空ひばりさんの「時の流れのように」を作詞した秋元康氏は、ニューヨークのイーストリバーを眺めていて思いついたそうな。

感性の問題…、でもある。

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