お琴今昔物語

門下生の独り言

甲乙つけがたい。

今は使われているのか疑問だが、SNS用語で「乙」と言えば「お疲れ様」の事だそう?使った事無い 笑。

 

「甲乙つけがたい」と言えば「比較するふたつのものの間で優劣をつけることが難しいさま」と教わった。

十干 ( じっかん ) の、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸の一番目と二番目の文字から来ているらしい。

 

邦楽においては高い音を「甲」、「甲」より1オクターブ低い音を「乙」と記している。

低い渋めの音を「乙」と呼ぶことから、「趣を感じる深い味わい」の有るものを「乙な~」と言うようになったらしい。

 

甲乙で言うと、お琴は「甲 ( 華やかで煌びやか )」の部類。三味線や尺八は「乙 ( 渋くて粋 )」な部類。

 

お琴の中でも、油の乗っている桐は「甲 ( 華やかな )」な音が出て、年月の経っている桐は「乙 ( 渋い )」な音が出る。

 

「好み」と言ってしまえば、それまでの事だが。

自身の年齢の経過と共に、何故か「乙」な音に惹かれて行く…。

 

ふと思う。乙な女と書いて乙女 ( おとめ ) と言うが、何故?

 

眠いのでもう寝よう zzz。

Have sweet dreams…

 

※お琴の糸譜の「一は五の乙」表記が、イマイチ理解出来ない私やお琴初心者さんに向けて書いてみたが、余計分かりにくくなってしまった。

 

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