お琴今昔物語

門下生の独り言

持続可能な創造力

うすうす感じてはいるのだが。お稽古事は「師匠との出逢いが全て」。師匠のように弾く。師匠のような心の在り方になる。師匠のような人生になる?

何かを学ぶのに、今やお教室に通う必要があるのだろうか?と疑問に感じる。もとい「通い続ける意味」があるのだろうか?沢山の情報、YouTube、オンラインなど選択肢は無限だ。独学で十分、或いはある程度基礎を学べば後は独学で十分なのでは?と感じさせる昨今の学び方事情。学校教育など無くなりそうだ。

仕事や家事などで、教えられた事をそつなくこなす事は出来る。言われた事をその通り出来るだけで、自分で考えたり独自の何かを造り出す事が出来ない。いわゆる起業家精神のようなものが、私には無い。長い間料理をしているが、独自のレシピを開発したことなど無い。

演奏の上手な先生方は本当に沢山いらっしゃる。教えるのも上手だと思われる。が、その先にある何かが見えない。「お教室の先生」が限界?勿論、それは素晴らしい目標のひとつだと思うのだけど…。

私が知りたいのは、多分「創造力」。若き起業家やYouTuberから冷笑と共に「自分で開発せよ」との言葉が返ってきそうだが、更に言うと「持続可能な創造力」(SDGsみたい)。

「師匠の限界が学べる事の全て」だとしたら。長い間、作曲をなさっている先生から盗むべき物は、まだまだ沢山あるように感じる。

 

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