お琴今昔物語

門下生の独り言

中古の楽器を買う時は…

高校一年の時「歩く辞書(全頁暗記していた!)」と呼ばれていた超優秀な先輩に「面白いところに連れていってあげるよ」と言われ、辿り着いた所が某宗教会場(聞いたことの無い名前だったからメジャーな教団では無かったはず)だった。

教祖さまの教え(アドバイス?)として「勉強が出来るようになりたかったら、頭の良い人の使っていた教科書をもらって使うと良い」みたいな事を教わった(仏陀の教えではありません)。先輩の教科書は頂かなかったが、教えを真に受けた私はクラスで常時一番(三年間彼女を抜いた人は皆無)だった友人のノートをテスト前にコピーして、それを勉強するだけで何故かいつも良い成績を取ることが出来た(出来の悪い私が無事卒業出来たのは、彼女のお陰さま。有り難う!)。教祖さまは嘘つきでは無かった。結局、その宗教に入会はしなかったけど、この教え?はその後私の人生にかなりの影響力を持つ事になる。普段は気にも止めていないのだが「ここ一番」みたいな時には、この教えが頭をよぎる。

私のお琴は60年以上前の物だが、持ち主は師範級の人物だった。ある程度歳をとって始めた私が、上手くは無いがそこそこ弾けるようになったのは、勿論先生のお陰さまでもあるが、教祖さまの教えが一役買っているとしか考えられない(信じる者は救われている)。

中古の楽器を購入する際、音やスペックはかなり重要だけど「上手な方」から購入するのも、ひとつの案として考慮してみては?多少古くて音やスペックが悪かったとしても、違う何かを得る事が出来るかも(あくまでも個人の感想なので、自己責任でお願いします)。

 

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