お琴今昔物語

門下生の独り言

「元禄花見踊」に心も踊る

Hip-hopの元ネタを探すのが好きだが、地唄筝曲の歌詞の元ネタ(って言うのだろうか?)は、殆ど楽譜の解説に記されているので探す必要がない。古今和歌集や、百人一首源氏物語などから引用されている。

そこから、さらに進んで古典文学などを学べば、私の世界観はもう少し広がるのだろう。でも今はやめておこう(まずは、お琴の練習をしよう)。

ところで昔の曲が今風になると、どう変化するのか?

元ネタは、今から100年以上前に作られた「元祿花見踊」。本来はお琴ではなく、長唄三味線で演奏される(長唄なので、勿論唄もある)。

元祿時代の花見の様子を、明治時代に作曲したのは三代目杵屋正次郎。ミックスカルチャーと言う現代そのものを切り取ったスタイルと、江戸時代に製作された三味線での演奏のふたつを令和の時代に聴く。国境も時間も「元祿花見踊」を前にしては意味を為さない。

どちらのバージョンも甲乙つけがたい程、カッコいい。

 

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