お琴今昔物語

門下生の独り言

美しい季節には…

桜が咲くころと、虫の声が聞こえるころになると、私と旦那は野点を楽しむ事にしている。

普段おうちでの練習の時に使用している緋色の毛氈が、一役買って出る。

 

ぐらぐらと音を立てて沸いている熱湯を魔法瓶に入れ、家にある残り物をお弁当箱に詰めて、抹茶と茶碗と茶筅を持って、あ、毛氈とビニールシートを忘れずに。

 

近場の河川で毛氈を敷き、最初に一服お茶を点てる。が、私は茶道を学んだ事が無いので、適当に点てる。ささっと飲みほして「善きお点前で」とか言ってみる 笑。

 

ここからが本番。旦那は一服 ( 煙草を ) 吸い始める。私は途中のコンビニで買った ( 激安 ) ワインを茶碗に注ぐ。お弁当やお菓子を広げてその場が宴と化す?

そのうちお腹が一杯になった旦那は、毛氈の上に横たわりスヤスヤとお昼寝をし始める。

毛氈と私の着物姿と茶碗だけが、それを野点らしく演じてはいるが、多分これは野点とは言わない?

 

利休もびっくり!茶道を嗜んでいらっしゃる方々から「それは邪道💢」との声はいつものように、全く聞こえない。

 

聞こえてくるのは、利休の「茶は服のよきように」と言う一節のみ也。

利休さん、野点は進化し続けているのですよ。

 

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