「包丁の切れ味は、調味料のひとつ」
「良く切れない包丁を使うと、人生もグダグダになっちゃいますよ」
お料理教室の先生の眉唾な言葉に触発されて、包丁を毎日研ぐ。が、研げば研ぐほど何故か切れなくなる私の包丁 笑。
そんなある日、私の目に飛び込んできた、ひときわ鋭い光を放つお魚屋さんの柳刃包丁。まるで武士の刀の様に見えた。弟子入りしようかと企む私に、お魚屋さんは言った。
「実は私、天然理心流やってるんですよ。」
( Wikipediaより引用しています)
私の住んでいる多摩地区は、新撰組の近藤勇の出生地であり、武道と言えば天然理心流となる。
例にもれず、旦那と共に「見学」に誘われた。武道を習ってみたかったのも事実。二つ返事で約束を交わした。お魚屋さんは私を見つめる。
「○○ちゃん ( 私の事 )、演武なんか似合うだろうな。」
「エンブ?」
私の脳内で勝手に変換される「演舞」の二文字。竹刀とか持って舞い踊るのかな?良くワカラナイけど、似合うと言って下さるのだから、まぁいっか w。
約束の日。急に旦那の気が変わる。
「○○ちゃん、俺、だりぃよ。竹刀とか振り回したく無いし。戦うの嫌いだし。行くのやめるわ。」
え~?約束したじゃん。急いでキャンセルの電話をすると、お魚屋さんは非常に残念がっていた…。その後、疎遠になってしまった。
時が経ち、つい最近「天然理心流」の演武と言うものをYouTubeで見てしまった?
運命の不思議を感じた。
あの日、旦那が「だりぃよ。」と言わなかったら…。約束の時間に見学に行っていたら…。
私は間違いなくこの動画の女性になっていて、このブログ名も「天然理心流今昔物語」になっていたはずだろう…。
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