お琴今昔物語

門下生の独り言

お琴の音色が弱い…

佐藤社中の門下生で時々行われる合同練習の時に。

門下生から、私の音が男性奏者の音色よりも小さい ( 要は聞こえない w ) と指摘される。

先生は「男性の方が力があるから仕方が無いよね」と、か弱い私の音色を慰めて下さる 笑。

YouTubeなどで、年配の女性の力強い演奏も沢山存在するので、男女差だけでは無さそうだ?

舞台で独奏する事など多分無いであろう私でも、やはり指の力は必要。正確には「指」ではなくて、「手」でもなくて「腕」の力。

腕って何処?

諸説有るが、ダンスを習った事のある方々はご存知だと思う。

「脚は骨盤 ( 仙骨説も… ) から、腕は肩甲骨から生えている。」

先端に力を入れるためには、その根本を探ってみる。

 

仙骨 ( 丹田 ) に貯めた大地のエネルギーを肩甲骨へと向かわせ、爪弾く指先から弦に解放させる。そのエネルギーは音色となって空気を波のように振動させて進む。

腕の力とは、「男性だから ( 強い )」「女性だから ( 弱い )」だけではなく、もしかしたら「氣」を操る事で、強弱を司ることが可能な世界なのかも知れない。

物理的に「力」が必要であることは確かだが、「氣」の力の影響もあるはずと感じる。

時に「氣」は、遠く果てしなく飛ぶ事がある ( らしい ) 。

その音色は、その想いは、誰に「届けたい」のだろう?

 

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