お琴今昔物語

門下生の独り言

お琴の歴史、ざっくりと。其の壱

昨日の記事「神の詔琴」に、某重要人物 A 氏より「勉強になった」とコメントが来るも、某重要人物 T 氏より「時系列がわかりにくい」とのコメントが寄せられる 笑。

で、諸説あるが時系列順に調べてみた!

〈 縄文晩期~弥生時代古墳時代 日本各地ですでに琴の原型となる楽器 ( 和琴、倭琴 ) が広く使用されていた。当時の権力者や支配階級の象徴として、祭祀などで使われる神聖な道具という扱い。

( 日本各地にこのような弾琴男子像の埴輪が発見されている。カワイイ♪ )

奈良時代中国 ( 当時の唐 ) から「コト」と呼ばれる楽器が伝わる。雅楽の伴奏楽器として演奏される。「和琴」と「コト」は後に融合、多様化していく。

平安時代 貴族の嗜む教養のひとつとなる。

※「コト」の描写のある平安時代の有名な古典文学…「宇津保物語」「枕草子」「源氏物語」「平家物語」等 

鎌倉時代貴族の権勢が衰え、武士や仏教の担い手である僧侶が力を持ち始める。琴は寺院音楽用の楽器として広まる。

室町時代 琴の演奏に優れた音楽性や芸術性を追求する様式や型が生まれる。福岡県久留米市の浄土宗、善導寺の僧侶賢順により、雅楽をもとにした「富貴」や「春風」等が作曲され、筑紫流筝曲と言うジャンルが生まれる。

 

明日、其の弐を書こう?

 

佐藤義久先生のお琴教室のホームページはこちら⏬⏬⏬

https://19carrollstreet.jimdofree.com