お琴今昔物語

門下生の独り言

答えが無い…。それこそが「秘曲」

久しぶりに「瀬音」を練習する。

宮城道雄先生の秘曲である「瀬音」。

 

秘曲とは…。特別の家系の者、または免許を受けた者だけに伝授し、一般には伝えない秘密伝授の楽曲を言う。 ( コトバンクさんより引用 )

 

 

 

大祓詞 ( おほはらへことば )」は、日本語が読めれば声に出して「読む」事は可能だ。

「瀬音」も、楽譜が読めて、ある程度奏法を教われば「弾く」事は可能だ。

しかし。「大祓詞」をただ読んでいても神さまには通じないように。

「瀬音」をただ弾いていても秘曲の意味は理解出来ない。

伝授された者にしか伝えられていないから、「秘曲」と呼ばれる…。

 

時代が変化して、「楽譜」の入手は誰にでも可能になった。宮城社以外の社中の普通の ( お免状の無い ) 人でも努力すれば「弾けるように成る事」も可能になった 笑。

「秘曲たる由縁は?」を念頭に弾 ( ひ ) くが、いとも容易く弾 ( はじ) き飛ばされる。

暗号を解読するかのように、練習する。

自信が無いから、常に「正解」を探そうとする。

「そろそろ卒業したら、正解探すの 笑。正解なんて永遠に見つからないよ 笑」

 

 

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