購入した「手事」の楽譜には、東京藝術大学筝曲科用と書かれている。宮城道雄先生の静かな中にひそむ熱い情熱を感じる。
さて、どうしたものか?暫くYouTubeで後藤すみ子先生の音源を聴きながら、練習すること一週間。1ページも弾けるようにならない。13ページもある楽譜をめくりながら「いくら私の技量の無さとは言え、これ、弾けるようになるのだろうか?」不安がよぎる。
これは一般の人達のお稽古用では無くて「東京藝術大学筝曲科用」の人達のものだから、君は未だ未だ手にしてはいけないのだよ、との声は何時ものように聴こえない。
「そうだ、宮城道雄先生に会いに行こう!」向かった先は、宮城道雄記念館
方位は気にしないけど、祐気取りのつもりで宮城道雄記念館に足を運ぶ。
「よく来たね」と仰るどころか、宮城道雄先生はご不在だった。晩年の宮城道雄先生が作曲や随筆の執筆をされていた書斎「検校の間」を覗き、「手事」が私には難し過ぎることを静かに伝えて、その場を後にした。
あ、お地蔵さんのようなものがあったけど、撫でてくるのを忘れた。宮城道雄先生もよく撫でていたとか…。何でもあやかれるものは、あやかりたい。
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