以前お琴の修理をお願いした職人さんは、私に言った。
「あんたには、勿体無いお琴だね~。他の人に弾かせたいな、がっはっは。」
正直だな 笑。その通りだ。
私の年齢より長くお琴を製作していらっしゃる職人さんは、眼をくしゃくしゃにして笑う。
私の演奏など聴いたことが無い職人さんだが「人を観る」とはこう言う事なのだろう。「聴かずともわかる」と。
長年の勘。
私は何のために練習するのか?
これは「私のお琴」。
「他の人」に弾かせるのではなく、職人さんの言う「他の人」のように私が成れば良い 笑。
私は師範や奏者を目指したりしないのだけど、たったひとり、この職人さんに私の演奏を聴いて頂きたいと思っている。
いつか。
職人さんが生きていらっしゃるうちに。
「このお琴に、ふさわしくなったね。」
そう言って下さるかは、わからないが 笑。
美しいお琴を前にして。
職人さんの言う「他の人」とは、どのような演奏をするのだろうか。
まだまだ私にも伸び代は、ある。
多分 笑。
※ お忙しい中、面倒な手順を踏んで私のYouTubeチャンネルに訪問して下さった皆さまに、心から感謝いたします。
ありがとうございました 喜!
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