お琴今昔物語

門下生の独り言

筝曲家と文豪と親族と

宮城道雄先生は明治の文豪内田百聞先生のお琴の師匠だった。宮城先生が当時の百聞先生の様子を語る。

 

まるでスポーツでもやるような気分で、夏の暑い時など、肌ぬぎで汗を流しながら、箏をジャンジャン練習していた。そして、ロシヤ文学の米川正夫先生と、箏の合奏をするのを、試合をやろうやろうと言っておった。( 「私のすきなひと」宮城道雄著より引用 )

 

去年の事だが、ブロガーたぬちゃんが「カラマーゾフの兄弟」を読んでいる事を知り、早速 私も真似しようと 旦那の祖父の遺した 誰も読んでいないほぼ新品の ロシア文学全集から「カラ兄」を手に取り、直ぐに本棚に戻す 笑。難し過ぎた…。

米川正夫訳。

聞き覚えの有る名前だな?嗚呼、百聞先生と「試合 ( 筝の合奏 )」をしていた方だ。

 

 

 

( 二代目米川文子師 1926年8月生まれ )

 

入りにくいロシア文学米川正夫訳。筝曲家一家と分かり、少し距離が縮まったかと思われたが、文学は難しいままだった…。

 

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