お琴今昔物語

門下生の独り言

和する

「本当に上手な人達は、大勢で弾いていても、ひとり ( 合奏ならふたり ) で弾いているかのように聞こえるんだよ。」

ぴたりと揃って、音がひとつになっていると先生は言いたかったらしい。

コンクールなどは別として。私が行く無料の演奏会で、そのような演奏にはあまり遭遇した事が無い。

寧ろ、揃ってなくて当たり前だったり、年配者の唄声が楽器よりゆっくりだったり、途中でひとり終わってしまったり w、三味線の糸巻きが落ちてしまったり。

仕方がないよね 笑。

同じようなレベルの人達が集まって、毎日何時間も練習に励むのとは違うのだから。

10代や20代の若い人達と80代や90代の人達が、同じ曲を一緒に演奏するのだから♪

ハプニングが起きる度に、顔がほころぶ。

奏者も観客も、心がほころぶ。

音はバラバラかも知れないけど、会場の中は誰しもがほころんでいる 笑。

「和する」って、こう言う事かも。

 

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