「孫の代に桶仕込みの醤油を残すのが夢」と話す山本康夫さん。百年後を見据えて、木桶づくりから手掛ける醤油蔵。
自身の蔵の存続だけを考えるのでなく、「桶仕込みの醤油」を未来へ残すべく、木桶職人復活プロジェクトを立ち上げた。
小豆島には、香川県に70軒以上ある醸造所のうちの、20軒くらいが集まっていると言う。
現代では世界でひとりとなってしまった大桶職人上芝さんの指示を仰いでのスタートだった。
ヤマロクさんのお醤油はネットで手に入るのだけど、出来れば小豆島の醤油蔵に直接行って、見学 ( 年間2万人以上が訪れる ) してから購入したいと淡い夢を抱く。
全く話は違うのだが、目の前のお琴を眺めながら、いつものように物思いにふける ( ←練習せよ、私 w )。
お琴職人さんは、何を想いながらこのお琴を作ったのだろうか?
お金を儲けよう、名声を得ようとして就く職業では無い。
「良い音色」を追求して作っているのは当然なのだとして。
時に「孫の代まで、もっと先の未来まで、この文化が残りますように…。」と祈りを込めて作られているかのように感じる。
年月と共に枯れゆく運命の「桐」と言う素材で出来たお琴。
寿命を迎えても今なお優しい音色を奏でる。
お琴職人さんのお琴に込めた祈りと、木桶から作る醤油蔵の山本康夫さんの想いが、何故か私の中で重なってしまった…。
込めた想いは、必ず未来へと継承されると信じている。
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