お琴今昔物語

門下生の独り言

佐藤義久先生

目の前の人のために 其の壱

戦略を考えてみる。 尺八奏者に出会った私は「壱越」を練習し始めた。 先生に教えて下さいと今日も頼んだのだが、再度お断りされた w。 「習ってないから教えられない。あの曲は作曲家が尺八奏者だから尺八がメイン。お琴は伴奏みたいで、メロディーを感じな…

恋に堕ちる生徒達

世の中で「先生」と称する人物は、時に対象相手と恋に堕ちる。先生と生徒、先生と患者。まあ「先生」も、人間なので仕方がない。 知人である凄腕英語講師は、そう言う輩を「三流」と呼び「駄目、絶対駄目!」と蔑む。が、私の身内や知人にも数名「禁断の恋」…

スティーブ・ジョブズに挑む?

先日、初めて知ったスティーブ・ジョブズをすっかり気に入ってしまった先生は私に訊ねる。 「私 ( 先生の事 ) とスティーブ・ジョブズとでは、どちらがお金持ち?」 早くお稽古したい私は、塩対応したいところを、ぐっと堪える。 「スティーブ・ジョブズの方…

楽譜は買ったほうが良い

お琴を習い始めた頃、先生がポツリと呟いた。 「楽譜は自分で買わないと、上手にならないよ」 「先生」と名のつく方々に言われると、どんな言葉も深い意味があるように感じてしまう。が、作曲家である先生にとっては印税の関係などもあって、そう仰ったのか…

お琴教室で教わる楽曲

お琴教室で教わる楽曲は、どのような作品なのか? 説明と言うか備忘録なので、「お琴教室」で検索していらした方以外は、多分ブラウザバックして頂いた方が宜しいかと…。 「サクラ」から始まるお稽古。数年後には、多様性を帯びたお稽古へと変化する。ちなみ…

何を信じるのか?

上司と意見が合わない。多分、誰しもが当たり前に遭遇する事なのだろう。上司では無いが師匠 ( 先生 ) と、時に意見が食い違う。 予習する際、YouTubeでお手本としている大御所の演奏と、お稽古で先生から教わる奏法が少し違う。先生にその旨を伝えると 「大…

スマホに聞いて下さい。

お稽古の前に、何故か「スマホと携帯の違い」を先生から質問された。 「スマホは電話じゃなくて、コンピューターですよ。パソコンに電話がくっついてるんですよ~。」 と言う話から、スティーブ・ジョブズの戦略の話になった。 私のように、一番出来の悪い人…

されど「さくら」

「風神雷神」と言う絵が存在する。沢山の巨匠達がこぞって題材にする。絵師にとっては魅力的なのだろう。 同じような立ち位置の筝曲が存在する。 誰もが知っているあの「さくら」だ。沢山の奏者によって編曲されている。今回はひたすら「さくら」の巻。 宮城…

お琴の先生は男性ですが…

和楽器店でお琴教室の見学を予約した時の事だったと思う。真剣な顔をして店主は私に言う。 「決して決して、イケメンの先生とか期待しないでね」 はて?私はお琴を習うかどうかを考えているのであって、先生がイケメンかどうかは全く頭に無かった 。(先生の…

持続可能な創造力

うすうす感じてはいるのだが。お稽古事は「師匠との出逢いが全て」。師匠のように弾く。師匠のような心の在り方になる。師匠のような人生になる? 何かを学ぶのに、今やお教室に通う必要があるのだろうか?と疑問に感じる。もとい「通い続ける意味」があるの…

「作曲家本人に教わる」と言う事

著名なお琴奏者のプロフィールを見ると「宮城道雄に師事」と書かれたものを目にすることが多々ある。私の憧れでもある。 私は佐藤義久先生と言う作曲家に師事しているが、数十年後私達門下生は先生亡き後(勝手に亡くしてはいけない)に佐藤曲の「生き字引」の…

「銀色の翼にのって」佐藤義久作曲

佐藤義久先生の筝曲「銀色の翼に乗って」についてお稽古中に質問してみた。 「銀色の翼って、何の翼ですか?」 私はどうでも良いような質問を、先生にかなり聞く。 「龍、かな?」 曖昧検索でひっかかりそうな答え方をされた。はて、龍に翼なんてあったかし…

もっとも難解な筝曲

作曲家である佐藤義久先生は、時々私達門下生に書き下ろしの楽譜を課題曲にする事がある。まだ世の中に出ていない未発表の、或いは今後発表の予定がある曲だ。 世の中には「難曲」と呼ばれている曲が沢山存在する。宮城道雄先生の「瀬音」や「水の変態」を始…

「挑む」為の筝曲

「近頃はどんどん時間の進み具合が速くなってきているけど、私の創る曲は若い人達には長く感じないか?」 先生に問われた。 「物事のスピードは速くなっていますが、もっと速いテンポでしかも長い曲を創りましょうよ。」 提案してみた。若い人達には良いかも…

佐藤義久お琴教室

https://19carrollstreet.jimdofree.com